一般社団法人日本スポーツSDGs協会
お問合わせアイコンお問い合わせ

スポーツ援農事業




プロジェクト概要

名 称 スポーツ援農事業
発 起 人 スポーツ援農事業推進委員会(大分県玖珠郡玖珠町大字帆足239-25)
企画運営 一般社団法人日本スポーツSDGs協会
協 力 大分県玖珠町
https://www.town.kusu.oita.jp
課 題 人口約1万4千人の中山間村地域である玖珠町において、地域の人口は年々減少の一途をたどり、高齢化率の上昇や地域の担い手不足などが問題視されている。また、地域産業として充実していた農業は、担い手不足という理由から衰退している。
目 的 上記の課題に対し、スポーツ援農事業推進委員会は、2021年12月~2024年3月にわたり、地元のスポーツ団体、日本スポーツSDGs協会と協働し、「食×スポーツ」について学ぶ機会の創出と、既存の農地を「町内の子ども」「賛同アスリート」とともに耕し、スポーツ実施者の身体づくりに効果的な作物を栽培する援農事業を行う。また、その作物をマルシェなどに出品し、農地の持続的な運用を推進していく。
座 組 まず初めの取り組みとしてTERM1(2021年12月~2022年3月)では、アスリートと考える「スポーツ×食育」セミナー~動ける身体は食事から~(2月23日)を実施した。講師の管理栄養士の濱田美紀氏と、バルセロナ五輪競泳女子200M平泳ぎ金メダリストの岩崎恭子氏をゲストにお迎えし、実施。セミナー内容としては、成長期の子どもたちが運動実施と共に気を付けるべき食習慣について①食事の基本②スポーツを行う子どもの食事③トップアスリートの食生活と、大きく3つのテーマに分けて展開された。

スポーツ援農事業
そのほか、3月13日(日)に元プロ野球選手の阿波野秀幸さん・亀山つとむさんをお招きし、午前:椎茸の駒うち体験会と午後:野球教室を実施した。
椎茸の駒うち体験は、本事業の理念に賛同を頂いた、山浦の河野貴久さん方で実施。①椎茸の原木について②駒うちの方法③駒うちを行ってから椎茸ができるまでについて河野さんから説明をしてもらい、体験に移った。
午後からは、会場を花林かいぞくスタジアムに移し、野球教室を実施。くす星翔中学校野球部、玖珠郡内少年野球チーム6チーム約100名が参加した。指導者も身近でアドバイスを受けられる貴重な環境下にあったため、参加者も満足の野球教室になった。

スポーツ援農事業 スポーツ援農事業
今後、TERM2(2022年4月~2023年3月)、TERM3(2023年4月~2024年3月)ではTERM1で駒うちした椎茸の栽培と農業素材の確保を行いながら、質向上や、生産量の増加を目指す予定でいる。
そして、スポーツ援農を通して、参画アスリートや地元スポーツチーム・地元住民とのコミュニティを形成し、援農事業による農業就労人口増加や、スポーツチーム支援、さらには、アスリートのセカンドキャリアなど、持続可能な農業につながるよう推進する。
また、これらを通して、SDGs目標5つ(④質の高い教育をみんなに⑧働きがいも経済成長も⑪住み続けられるまちづくりを⑮陸の豊かさも守ろう⑰パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献していく。

スポーツ援農事業